長い長い塔の後半戦に突入です。
ということで、今回は4Fの攻略に向かいたいと思います。
酷い目に遭っていた…。
散々とはまさにこのことを言うのだろう。
3Fの塔を徘徊しているときに突如現れたのは、翼を持つ女の形をした化け物だった。
"ハーピー"という名前のその化け物は、素早い動きで"おわん"を一撃の下に葬り去った。
「逃げるぞ!」
"おそば"の声がした。
直感的にやばいと判断したのだろう。
彼は冷静な一言を場に投げかけていた。
なおもこちらに向かってくる構えを崩さないハーピー。
あまりに突然のことにしばらく我を忘れていた自分の脳みそも、この状況の危うさをようやく理解した。
自分は動かなくなった"おわん"をひきずるようにして、その場から逃げ出すと、"サークレット"を使い、アイルの街へと戻った。
寺院へ行き、必要な手続きを済ませる。
すぐに会話できるようになった"おわん"を交え、宿屋で作戦会議。
少し調子に乗りすぎていた。
今後はもう少し慎重に行こう。
そう結論し、再び探索へ。
またしても奴らと遭遇した。
しかし、今度は前のようにはいかない。
前衛二人は防御に徹している間、"シールド"で体勢を整える。
"スリープ"で眠りについた相手を体制が整ったものから攻撃していく。
数回の攻撃の後、"ハーピー"は絶命した。
わっと喜びの声。
しばしの余韻の後、奥の扉を開けようとした。
しかし、あかない。
ここは外れかと落胆しつつも、別のルートを探して4Fに上がった。
3Fでは階段を3つ見つけた。
だが、その階段で4Fに上がっても、狭い部屋に出るのみ。
そして、その部屋には5Fに上がる階段がある。
5Fに上がるとすぐ近くに階段があり、6Fに上がれた。
6Fはすぐに行き止まり。
つまり、自分たちの旅は行きづりを迎えたと言うことだ。
頭を抱える。
どこに行けば、階下で冒険者達の言っていた「塔の主」の元へとたどり着けるのだろうか。
4Fを飛ばして、いきなり5Fという危険きわまりない場所をもう少し詳しく調べるべきか?
色々と考えてみた後で、一つの事柄が頭の中をよぎった。
そういえば、3Fの3つの階段から上がった小部屋には冒険者がいた。南の階段の近くを調べろと口々に言うのだ。
たぶん、4Fの階段のことだろう。
しかし、そこにどうやってたどり着くのか。
そういえば、鍵のかかった3Fの扉は南方にあった。
もしかしたら、あそこに4つめの階段があるのかも知れない。
だがかかっていた鍵をどうやって開けるのか。
様々なことを考えた。
考えていてもらちがあかないということだけに気づいた自分たちは、とりあえず、くだんの場所に再び向かう。
やはり鍵はかかっている。
しばし、色々と試してみる。
小一時間ほど色々やった後、"おわん"が言った。
「まさかこの鍵で開かないよな…?」
そう言って取り出したのは、地下街で"えいへい"から手に入れた"ろうやのかぎ"だった。
おそるおそる差し込んでみる。
くるりと回したときに「かちっ…」という乙を聞いて、誰もが目を丸くしたのだった。
拍子抜けしていた。
あの鍵で開くとは誰もが予想していなかった。
物は試しと言うことだろう。
そカギの部屋の中には4つめの階段があった。
階段を上がり、その小部屋を調べる。
よく見ると、こんな誰かの書き残しがあった。
先に入った冒険者のものなのか。
とりあえず、自分たちは今来た階段を降り、言われたままに調べた。
なるほど。
このカギを拾ったとき、ぴんと来た。
自分たちはそれまでの階層でほぼ塔の中心部にあった鍵のかかった部屋に向かったのだ。
拾ったばかりの"めのうのかぎ"を差し込み回す。
案の定扉は開いた。
中には階段があった。
どうやらこの小部屋の階段を使えば、1F~6Fまでのフロアを自由に行き来できるらしかった。
中央階段を使い、4Fに潜入。
とにかく、自分たちは本格的に4Fの探索を開始することが出来た。
出てくる敵は3Fと似たような顔ぶれだった。
どうにもこの階層には亜人が多いらしい。
知能も高く、それだけにやっかいだが、今更苦戦する相手でもない。
3Fと同じ戦い方でなんとかなったし、サクサクと探索も進んだ。
ある扉を開けたときだった。
"えびてん"がこんなことを言い出した。
「ねぇ、なんか今犬の鳴き声がしなかった?」
次の瞬間、眼前の暗闇から炎が吹き付けられた。
なんとか全員がその一撃をかわす。
皆一様に戸惑った様子で体勢を立て直し、その暗闇を相手に目を細めた。
1匹の犬がいた。
亜人達ばかりかと思えば、獣もいたらしい。
しかし、ハンクの地下街で見た犬とは気配が違う。
恐らく先ほどの犬はこいつが吐いたのだろう。
さて構える。
今度は"ハーピー"のときのようにはならない。
"えびてん"の"スリープ"に昏倒する犬。
幸い、防御力は"ハーピー"ほど高くないようだ。
集中攻撃で息の根を止め、今度の戦いも命をつなげたことを仲間に感謝にする。
「これはなにかしら?」
よく物を見つける"えびてん"がまたなにかを見つけた。
それは銀色に輝く美しい杖だった。
さてと4F階です。
リプレイでも書きましたが、とにもかくにもこの階層の探索をはじめるには3Fから登ったり降りたりしなければなりません。
その際、3Fの階段付近には固定で"ハーピー"が出る場所があるので気をつけることです。
3Fの話も絡めますが、3Fで4つある階段の内、必要なのは南の階段と中央の小部屋の階段のみです。
あとの3つはそこに至るためのヒントを与える冒険者がいるだけです。
さて、その南の階段ですが、その部屋には鍵がかかっています。
カギはハンクの地下街で手に入れた"ろうやのかぎ"で開きました。
しかし、なんというか、まさかこんなところでどうして前のエリアのカギが使えるのか。
ここはたぶん牢屋でも何でもないと思います。
ゲーム的にも、前のステージのキーアイテムがここで再び使われるのは珍しい気がします。
あまり固定観念に取り憑かれていると先に進めなくなってたかも知れません。
↑前の場所のカギだからいいかー的に考えて、「カギを捨ててしまった」とか。
とりあえず、これだけは覚えておくことです。
これが昔のゲーム的わなだ!
…こほん。では話を攻略のほうに。
これだけ上下させられるにもかかわらず、意外とイベントは少ない4Fです。
ヒントの数もだんだんと少なくなってきました。
バナナチップが歩いて感じでは、NPCもいない様子。
では、このフロアで何をするのかというと、"銀の杖"というアイテムがあるのでそれを手に入れます。
"銀の杖"は魔法使いの武器です。
これはフロアの南東辺りにあります。
しかし、ここには"しのばんけん"という実時通り、油断するといきなり殺されかねない敵がいます。
炎を吐いて、パーティー全員にダメージを与えたり、高い攻撃力を誇ったりという嫌らしい敵です。
ただ、"ハーピー"と違い、1匹しか出ない上に防御力が低いです。
また"スリープ"の効果も期待できます。
そのため剣士と狩人で攻撃を集中させて一気に倒しましょう。
確かに弱い敵ではないですが、"ハーピー"ほど手強いイメージはないと思います。
基本的に敵の顔ぶれは3Fと同じです。
ここでも"ハーピー"が出現する固定ポイントがあります。
その際に言えることは、
全力で頑張りましょう!
…まあ、やること自体少ないので、あまりうろうろとする階ではないです。
下の階層みたいに女の子もいません。
そんな階は用がないので、レベルを上げたらさっさと次の階に進みましょう。
さて、ここまで来たのならば、すでに"めのうのかぎ"は手に入れているかと思います。
これを使えば、一気に街に戻ることも可能です。
しかし、やはりそれでも面倒&敵に遭遇することもあるので、やはり"サークレット"は必須。
また"デスアイ"がこの階でも出現するため、"ソルンのみ"は必須アイテムです。
そういえば、ここでバナナチップ"バンデット"を拾いました。
このゲーム、敵がアイテムを落とします。
アイテムを落とすこと自体、かなり希な確率であるように思いますが…。
↑ここまでであれだけ戦闘を繰り返していて、"くさのつゆ"×2と"バンデット"、"スピアー"しか拾っていない。
とりあえず、この時点で帰る装備としてはかなり良いものです。
落とすのはたぶん”とうのへいし”(銀色)だと思います。
早速バナナチップは狩人である"おわん"に装備させました。
確かに敵は強力になる一方ですがこういう役得もあるので、ぜひ戦闘は積極的に行いましょう。
リプレイは長くなりましたが、補足的なことはほとんど書くことがないです。
それだけイベントがありません。
言い忘れていましたが、この階はフロアが分断されており、その分断された小部屋には上階に上がる階段があります。
5Fもやはり分断された部屋で6Fの階段があったりしますが、行き止まりっぽいです。
しかし、次の階層からいきなり敵が強くなりますので、あまりうろうろしないほうがいいです。
1回、2回の戦闘で簡単にゲームオーバーになりかねないバランスです。
しかも3Fに来たときのようにこちらもいきなり強くなるということが今回はない分、苦戦は必至です。
そのことは十分に意識しておきましょう。
次に進むには2レベルくらいあげた方がいいでしょうか。
とりあえず、なにもない階なのでさっさと進みがちですが、きちんとレベルだけは上げておきましょう。
それをきっちり行ったら、いよいよ5Fに進みたいと思います。
=アイルの塔4F=
=イベント情報=
・座標S17E01
・座標S01E17
・座標S14E31
メッセージ:男「1番南の階段の近くを調べてみるといい」。
・座標S15E16
メッセージ:男「この世界を作った魔物は打ち倒すだけではダメだ! その昔神々は剣にその魂を封じたという」。
・座標S25E28
固定敵。(しのばんけん)がいる。倒すと"ぎんのつえ"を入手。
・座標S30E14
メッセージ:かすかに字が読めるぞ!「この真下を調べろ」と読めた。
・座標S23E23
メッセージ:「壁に文字が書いてある。三角形の石版は二つある。…二つ併せてセレムの星と呼ばれる封印となる」
レベル12になりました。
LV12時点
剣士:LK×2
狩人:LK×2
僧侶:LK×2
魔法使い:AG×2
続き。
※この記事は2011年度に「Mr.ズイガムボルト」に掲載されていた記事に加筆修正を加えた物になります。
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