2025年6月13日金曜日

ファミコン大攻略!! スクウェア製RPG ディープダンジョンⅢを自作ストーリー付きで攻略していくぞ!! その16

さてさて、今年もあと二ヶ月と相成りました。
このゲームも何とか今年中にクリアできれば…という方向性で頑張りたいと思いますので、皆様、よろしくお願いいたします。

 

 

ある日のことである。
塔という一つの大きな山場を乗り越えた自分たちは久々に宿屋でくつろいでいた。
明日からはまた探索の続きである。
今日ばかりは…ということでダラダラと過ごしてもいいはずだったが、”おわん”は1人で難しい顔をしていた。
手には"めのうのかぎ"。
先ほどから彼はそれを見つめながら、何か1人でうなっていた。

”えびてん”が「どうしたの?」と話しかける。
すると、彼はこう答えた。
「いや、なんか、地下街で一つだけ開かなかった扉があったはずなんだ。しかもそこは”ろうやのかぎ”では開かなかった」
そういえばそんなのがあったかも知れない。
自分と言えば、そのことをすっかりと忘れていた。

「塔で”ろうやのかぎ”で開いた扉があったよなって。だとしたら”めのうのかぎ”で地下街の扉が開いてもおかしくないかなーってさ…」
なるほど。
確かに言われる通りかも知れない。
そう思った自分は仲間達に一つの提案をした。

今、地下街にいた。
塔に入ったとき、塔の魔物の手強さにとんぼ返りしたあの時以来だった。
問題の扉はどこだったか、以前に書きとどめたダンジョンマップを開いて突き止めると真っ直ぐにそこに向かった。
カギは開いた。
まったくあの想像通りだったわけだ。
扉の中は小部屋だった。
そして、上に登る一つの階段があった。

地下街B1にたどり着く。
ここは完全に独立した区画になっているらしい。
同じ階の最初に通過した区画には抜ける手段も進入する手段もなかった。
探索を開始ししばらく経ってからのことだ。
こことは別の区画では見たこともない敵が目の前に現れた。

 



奇怪というのが第1印象だった。
今まだの地下街や塔で出てきたやつらとは何かが違う雰囲気とでも言うのか。
まあ、地下街出る敵だという油断はなぜかなかった。
戦ってみて解る。
塔の最上階に出現するものたちと同等かそれ以上の力を感じる羽目になった。
しかし、ここまでたどり着いた自分たちはけして弱いわけではない。
塔という魔境をくぐり抜けた自分たちはきちんと"戦い経験"を積めていた証だろう。
とりあえず、犠牲者を出すことはなかったし、探索を断念して街に戻るということもなかった。
ただ、なんとない薄気味悪さというものを仲間の全員が感じていたようだった。
「なんで、地下街にこんなやつらが…」
戦いが終わったあとのメンバーは皆がそういった表情だった。

通路が入り組むような構造の区画だった。
ある意味、B2の牢獄の中よりも狭く感じられる。
そんな蟻の巣の通路のような場所を進んでいたときだった。
突然に"えびてん"が立ち止まり、壁の一点を見つめていた。
「どうした?」
自分も足を止めて声をかける。
すると、"えびてん"は壁に開いた穴を指さすのだった。


それはなんとも奇妙なものだった。
少なくとも今までこういう場所があったわけではなかった。
しばし、その場で全員が考えた。
しかし、それでも答えは出なかったし、先に進むことにした。
なんとも入り組んだ迷路の中にはあの場所と同じ場所があった。
やはり、頭をかしげるも答えは出ない。
さらに進むと、今度は北側の壁にだけ穴の開いた場所があった。
そして、全員の視線は南側の壁に注がれる。
「なんだろう、これは…?」
"おわん"は元々細い目を細めて、その物体を見つめ、それすらそれを手に取っていた。

 

 

はい、というわけで、何かを発見してしまった一行です。
まあ、それはクリアにはとても重要な代物なので、ここでぜひ回収します。
ちなみにそのクリアに必要なアイテムは"せきばん"。
これは穴の開いた壁のポイントの1番南部を"調べる"で出てきます。
丁度、このポイントです。

 

それにしても、ここは地下街のB1ながら、強い敵が出ます。
なんだか、外見のえぐい奴らです。
攻撃力とHPはそこそこあるので、まともに戦うと意外に泣きを見ます。

だから絶対にまともに戦わないこと!

"バグボーン"には"サンシャイン"。
"バグアイ"には"スリープ"が効きます。
また、こいつらは集団で出ないので、ここまで来たパーティーとプレイヤーならばなんなく進めるでしょう。

それにしても、子供の頃プレイしていたときは「気色悪い敵だな-」くらいにしか思いませんでした。
改めて思うんですが、これってまさか地下の牢屋の人たちの…。
いや、このプレイはじめたとき、なんで、こんなところに牢屋があり、"がいこつ"やら"ゾンビ"やらが出るのかなとか思ったんです。
あれってもしかして…?
いや、今回、こうして"せきばん"手に入れるために来たときに気づいたんですが、"がいこつ"と"えいへい"のポーズって一緒だよな?
もしかして、"がいこつ"って、"えいへい"の…?
うーん…深い。
いや、まあ、制作者がそこまで考えていたのかの真相は謎ですが、考えると感慨深いです。

とにかく、このフロアは最初地下街B1のマップを掲載しているんですが、そのマップの北東のほうがぽっかりとスペースになっております。
その部分ですので、ここに来てようやくマップ自体は完成と言うことになりましょうか。

まあ、広い範囲ではないですし、イベントも"せきばん"を取るくらいなので、それを回収して、さっと地下世界に向かいます。
というわけで、今回はちゃっちゃっと済まし、次のマップにいきたいと思います。

 

=ハンクの地下街B1-2=

 

=イベント情報=

・座標S05E05
・座標S07E05

メッセージ:「北と南の壁に穴がある。なにかが突き抜けたらしい」。

・座標S09E05
メッセージ:「北の壁に穴がある。何かが突き抜けたらしい」。

・座標S10E05

メッセージ:「三角形の石版を見つけた。拾いますか?」
はい:石版を入手。


続く。 

 

※この記事は2011年度に「Mr.ズイガムボルト」に掲載されていた記事に加筆修正を加えた物になります。

 

 



 

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